転科5回のリアル|整形・急性期・地域包括・呼吸器・外来を渡り歩いた17年

看護師の働き方
こんな方におすすめ

✓ 転科・異動を経験したことがある、またはこれからする看護師の方
✓ 「また一から覚え直すのか…」と憂鬱になっている方
✓ キャリアの選択肢に悩んでいる看護師の方

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ゆるママナース

整形・急性期・地域包括・呼吸器・外来と5つの部署を経験してきました。しんどかった話も、良かった話も、正直に書きます。

転科するたびに思う。「あ、私また新人だ」。

17年の経験があっても、新しい病棟の初日は毎回こわい。当たり前です、何もわからないんですから。でも「何もわからない」という感覚と17年のキャリアが同時に存在するのが、転科の独特のしんどさだと思います。

まず「物の場所」からすべて覚え直す

転科するたびに新人気分になる看護師のイメージ

これは、地味にきついです。点滴の在庫はどこ、ガーゼの種類は、電子カルテの記録画面の場所は、ゴミの分別はどっちのルールで、患者さんの家族への連絡はどうやって入れる。ぜんぶゼロから。

しかも「そんなこともわからないの」という空気を感じることもあります。わかるわけないんですよ、来たばかりなんだから。でもそれを言い返せる立場でもないのが、転科のつらさです。時には後輩のようなスタッフにもそんな顔をされます。

「新人扱い」にプライドがへし折られる

これが正直、いちばんきつかったです。17年やってきた自負がある。でも新しい職場では「使えない人」のポジションから始まる。ベテランとして信頼されていた場所から、また一から信頼を積み上げる作業。向いてる人には向いてる。でも私は毎回、最初の2ヶ月くらいは心が折れかけていました。

それでも転科して良かったと今は思います

しんどい話ばかりしましたが、転科してきて良かったことも確かにあります。整形外科で骨・リハビリを学んで、急性期で緊急対応を学んで、地域包括で退院調整・介護連携を学んで、呼吸器で術後管理を学んで、外来で外来看護を学んだ。

どれかひとつだけやってきた人には見えない景色が、転科の数だけ見えている。それは本当のことで、今の自分の強みになっています。

でも、「転科しなきゃよかった」と思う夜もあっていい

「なんでこんなしんどい思いをして新しいことをやり続けているんだろう」と思うことは、ありました。そういうときは、「転科しない」「職場を変えない」「働き方を変える」も選択肢にあっていい。

同じ職場に長くいて、信頼と知識を積み上げていく働き方だって正解だし、体がきつくなったら一度パートや時短に切り替えることも正解だと思います。看護師は転職しやすい職業です。でもそれは「いつでも別の選択ができる」という意味で、「どんどん動け」という意味じゃない。

17年経って、私が思うこと

「あのとき転科しなきゃよかった」とも「転科しておいてよかった」とも言えます。両方が同時に本当のことだから。ただ部署の異動なんで自分では選べないことの方が多いんですけどね。

大事なのは、「自分がどうしたいか」。部署異動は命令で拒否権はほぼないけれど、その上でどうするかは自分で選べます。どうしても無理!って思えば、それはちょうどいいタイミングかもしれない。あっさり転職してもいい。でもまたゼロからがしんどいから頑張って踏ん張ってみる…も選択肢。少し心も体も休めよう…も自由なんです。

誰かに言われたから、なんとなく流されたから、じゃなくて。「自分で決めた」なら、どんな選択も正解になっていく気がする。あなたの17年も、これからも、あなたのものだから。だれよりもあなたが大切にしてあげてください。

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