緩和ケアの患者さんと向き合うとき、私が大切にしていることをお伝えします

看護師の働き方
こんな方におすすめ

✓ 緩和ケアの患者さんとの関わり方に悩んでいる方
✓ 感情が消耗しやすいと感じている看護師の方
✓ 「もっとうまくできたのでは」と引きずりやすい方

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ゆるママナース

消化器外科で緩和ケアの患者さんと関わってきた経験から、私がずっと大切にしてきたことをお伝えします🌸

緩和ケアの患者さんの「痛み」も「怖さ」も「怒り」も、私には完全にはわかりません。

17年看護師をしていても、その人の人生を生きてきたわけじゃないから。どれだけ勉強しても、「わかった気になること」はできても、「完全にわかること」はたぶん一生できません。

それでも私が大切にしてきたことが、ひとつあります。

「理解しようとすること」をやめない

「痛みを完全には理解できない」からといって、理解しようとするのをやめることと、理解できないなりに考え続けることでは、届く看護がまったく違うと感じてきました。

「なんでこの人はこんなに怒るんだろう」と思ったとき。怒りの裏に、何があるのかを想像します。怖いのかもしれない。家族に心配かけたくないのかもしれない。自分の体がどうなるかわからない不安かもしれない。

その想像が正解かどうかはわかりません。でも、そう考えながら接することで、言葉の選び方が変わります。

家族のしんどさも、同じように考える

患者さんだけじゃなくて、ご家族もしんどい。「なんでもっと早く気づかなかったんだろう」「もっとできることがあったんじゃないか」。そういう罪悪感を抱えていることもあります。ひたすら近づいてくる家族の死に恐怖を感じたり悲しんでいる場合もあると思います。

その気持ちを全部受け止めることは私にはできないけど、「あなたがそばにいることが、患者さんの力になっています」という言葉は、何度伝えても伝えすぎることはないと思っています。

完璧な看護師じゃなくていい

「もっとうまくできたんじゃないか」と思う日もあります。あの言葉かけで良かったのか、あのタイミングでもっと声をかけるべきだったんじゃないか。緩和ケアに限らず、看護師ってそういうことを引きずりやすい職業だと思います。

でも、「理解しようとした結果の看護」は、絶対に意味がある。完璧じゃなくていい。患者さんの立場に立とうとすること。それだけで、看護は変わると信じています。

もし感情がしんどくなったら

緩和ケアの現場は、感情的にきつい局面が多いと思います。悲しみをもらいすぎてしまうこともあります。そういうときは、ひとりで抱えなくていい。同僚に話す、家で泣く、ちゃんと休む。感情を感じられる看護師は、それだけ患者さんに寄り添える人だから辛くなります。

もし、感情が麻痺してきたと感じたら、働き方を変えることも一つの正解だと思います。緩和ケアじゃなくていい部署もある。それは逃げじゃなくて、自分を守る選択がこれからの患者さんのためにもなるかもしれません。

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