③危険な不整脈5選|現場で絶対覚えておきたい波形と対応

看護知識

モニター心電図を見ていると、突然見慣れない波形が出ることがあります。「これって正常?それとも危険?」その判断が患者さんの命を左右することも。現場で絶対に覚えておきたい危険な不整脈5選を解説します。

⚠️ まずここだけ覚えて!緊急度TOP3

心室細動(VF) → 即・心停止!CPR開始・AED!
無脈性心室頻拍(VT) → 即・CPR開始・AED!
心静止(Asystole) → 即・CPR開始!

危険な不整脈の波形イメージ 心室細動(VF) 心室頻拍(VT) 心房細動(AF) 完全房室ブロック ※波形は概念図です。実際の波形は教科書・実際の心電図で確認してください。

🚨 ① 心室細動(VF:Ventricular Fibrillation)

💡 何が起きている?

心室が細かくバラバラに震えている状態。心臓のポンプ機能がゼロになり、血液が全身に送れなくなります。数秒で意識消失、数分で死亡します。

特徴内容
波形不規則なギザギザ波・QRSの区別がつかない
症状意識消失・脈なし・呼吸停止
対応即CPR開始+AED(除細動)!コードブルー発動

🚨 ② 心室頻拍(VT:Ventricular Tachycardia)

💡 何が起きている?

心室から速い異常な電気信号が連続して出ている状態。脈がある場合とない場合があり、無脈性VTは即CPRが必要です。

特徴内容
波形幅広いQRS(0.12秒超)が規則的に連続
心拍数100〜250bpm
脈あり血圧低下・胸痛・意識朦朧 → 緊急薬物療法・電気的除細動
脈なし即CPR+AED!

⚡ ③ 心房細動(AF:Atrial Fibrillation)

💡 何が起きている?

心房がバラバラに細かく震えている状態。P波が消え、基線が細かく揺れます。心室は不規則に反応するため脈もバラバラに不整になります。

特徴内容
波形P波消失・基線の細かい揺れ(f波)・RR間隔が不規則
症状動悸・息切れ(無症状のこともある)
リスク血栓形成 → 脳梗塞リスク↑ 抗凝固療法が重要
対応医師報告・バイタル確認・抗凝固薬確認

🔴 ④ 完全房室ブロック(3度AVブロック)

💡 何が起きている?

心房から心室への電気信号が完全に途絶えた状態。P波とQRSがまったく無関係に動いています。心室は自動能(30〜40bpm)でしか動けず、極端な徐脈になります。

特徴内容
波形P波とQRSが無関係に独立して動く
心拍数30〜40bpm(徐脈)
症状めまい・失神(Adams-Stokes発作)・心不全
対応緊急ペースメーカー挿入が必要。すぐ医師報告!

❄️ ⑤ 心静止(Asystole)

⚠️ 最も緊急!

心電図が平坦な直線になった状態。心臓の電気活動がゼロです。即CPR開始+コードブルー。リードが外れていないか必ず確認してから対応を!

📊 まとめ:緊急度一覧

不整脈緊急度最初の対応
VF(心室細動)🔴最高CPR+AED即開始
無脈性VT🔴最高CPR+AED即開始
心静止🔴最高CPR即開始(リード確認)
有脈性VT🟠高即報告・除細動準備
完全AVブロック🟠高即報告・ペーシング準備
AF(新規発症)🟡中報告・バイタル確認
🌸 ゆるままからひとこと

最初は全部覚えようとしなくていいです。まずVF・VT・心静止の3つを「即CPR」と結びつけることから始めましょう🌸

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